形成外科

<形成外科とはどんな診療科?>

近頃はかなり目にするようになりましたが、それでも、骨・関節・筋肉・神経のケガや病気を治療する「整形外科」とまぎらわしく、また「美容外科」「美容整形」と混同されがちです。

「形成外科」とは、『外科的治療によってケガや病気をきれいに治すこと』を目的とする診療科です。身近な例では、顔や身体のキズを、なるべく後でわからなくなるようにきれいに縫ったり、傷あと(瘢痕)を修正したり、ホクロ(皮膚腫瘍)やシミ・アザなどを手術やレーザーで治療します。
さらに、生まれつきの顔や手足の変形を修正することや、ケガや悪性腫瘍で失われた身体の一部を修復すること(再建手術)も形成外科の役割です。

一方、「美容外科・美容整形」も形成外科の一分野で、『身体の表面をきれいに治す』という点では形成外科と同じですが、目的が「修復」ではなく、文字通り「より美しくする」ことに主眼を置くものです。

なお、当院では重瞼手術、隆鼻手術、シワ取り手術などの美容整形手術は基本的には行っておりません。ご容赦ください。

  1. 初診は随時受け付けますが、手術日時は予約制です。
  2. 手術は原則的に、木曜・休日を除く午後12時30分(午前診療の終了後)から行っております。
  3. 手術予定が立て込んでいる場合には、日程的にご希望に沿えない場合があります。
余裕をもって受診くださるよう、お願い申し上げます。

ケガの症例

ケガの症例

転倒による額のケガを縫合した直後。細い糸で精密に縫い合わせます。

ケガの症例

約1週間で抜糸し、その後、アフターケアとして約2~3ヶ月間テーピングします。

ケガの症例

約半年ぐらいで目立たなくなります。

膝の傷あとの症例

膝の傷あとの症例

約2年前に膝頭に受けた深い傷が、盛り上がった瘢痕(肥厚性瘢痕)になりました。

膝の傷あとの症例

瘢痕を紡錘形に切り取り、丁寧に縫い合わせました。やはり、抜糸したあとはテーピングを行います。

膝の傷あとの症例

手術後の傷あとは最初の瘢痕よりも長い傷あとになりますが、「面の傷あと」を「細い線の傷あと」に直すことで結果的に目立たなくなります。

ホクロの症例

ホクロの症例
ホクロの症例
ホクロの症例
ホクロの症例

①術前
②術後1年
いずれの症例も、縫合線が顔のシワに沿う方向になるようにホクロを切り取っています。つまり傷あとをシワ線に隠してしまうのです。 個人差はありますが、本当の意味で傷あとが目立たなくなるのは、手術後半年から1年はかかります。逆に手術後1~2ヶ月は、傷あとが膨らんでいたり赤くなっていたりして目立つことがあり、ここでもアフターケアとしてテーピングやUVケアが大切です。